カツカツ   コン

「・・・・〜〜で、あるからして〜・・・」


今は眠い眠い下山の数学の時間。

当然俺はスリーピングタイムへ一直線。




ってば・・・・(小声)」

「ん〜〜・・・」

!起きてよっ(小声)」



なんかさっきから声が聞こえる気がするけど、まぁ気のせいって事にしとこう。

俺は今スイートスリーピングタイム中なの。




パラッ 
   
「えー・・・・〜なので、・・・・・となる。」




〜〜〜。」

「Zzz・・・・」





「・・・・〜で、・・・ん? !!」

「(あぁ〜・・・見つかった・・・)」

「んー?」

「なんだその態度は!授業中に寝るやつがあるか!」

「だっておっさんの授業眠いんだよ。寝るなって言う方が間違いー。」

「なっ・・お、おっさ・・・!もういい!廊下に立っとけ!!」

「はいはいー。」




ったく、毎回毎回煩いんだよ。

下山の授業で寝てないヤツって、逆睡眠薬とか飲んでるんだよ。絶対。眠くならないやつ。

俺は睡眠妨害されるの1番嫌いなんです。

めちゃくちゃ機嫌悪いんです。

しかもその後怒鳴られたから腹立ってるんです。









さ、廊下で寝よ。









「・・・・・っ!・・・・ !」

「ん?」

俺の目の前にいたのは、将でもなく(まず って呼ばないし)天城でもなく、下山でもなく、






髪の毛のフ・lt;script language="JavaScript"> tワした見たことのないヤツだった。






「え・・?何?つーか誰?」

「誰って、そろそろクラスメートの名前と顔覚えろよ・・・。」

「俺そーいうの苦手だし。」

「あっそ。まぁいいや。俺は上原敦。ちゃんと覚えとけよ?」

「上原・・・敦、ね。で、上原は俺に何か?」

「いや、さ。俺もさっきの授業寝ちゃって、罰として先生から用事頼まれたんだよ。
さっき集めたワークとノート、 と俺で提出ボックスに入れとけって。」

「はぁー?何で俺達がそんな面倒な事・・・。」

「寝たからだって。そう言えば、 は香取先生の時も持って行かされたよな?」

「あれは不可抗力だ。」

「何がだよ;とにかく!持って行かないと後々煩いぞ?」

今持って行くか、あとからネチネチ説教喰らうか。

・・・今持って行く方が楽だな。

「・・・分かったよ。じゃあ上原全部持って。」

「半分分けにするに決まってるだろ。」

「(チッ)これで良いか?」

「なんとなく俺の方が多い気がするけど・・・。」

「気のせいだ。」







俺と上原は提出ボックスにワークを運ぶ。

半分分けしてるけど、ワーク20冊にノート20冊(一応な、一応)。しかも1冊が太いから結構な重さだ。

下山め、こういうの運ばないから太るんだよ・・・。






「提出ボックスってどっちだっけ?」

「こっち。」

俺は当然提出ボックスの場所なんか知らないから、上原の後についていく。

「俺も、下山の授業寝るなって言う方が可笑しいと思う・・。」

「あっ、そうだろ!やっぱり上原もそう思うよなー。他のヤツら、絶対逆睡眠薬とか飲んでるんだよ。」

「(逆睡眠薬・・・?)」

「ザビエルの生まれ変わりの分際で数学なんか教えられるかって!」

「ザビエルかよー(笑)。まぁ、否定しないけどな。」

「あとホラ。尾花沢?とか言うヤツ?あれもザビエルの生まれ変わり。しかも両方太り気味」

「プッ・・・っ。ホントだ、確かに・・・っ。」

「上原、ウケすぎ。」

「いやだって、マジで似てるし!」

「まーな。ザビエルが分身して2人も出来たんだよ。あんな禿1人で十分だって。」

「・・・・っ、あははっ・・・そうだよなーっ。」

「・・・大丈夫か、お前。」

「ちょっ、無理かも・・・っ!!」











上原君が笑って瀕死状態なので、しばらくお待ち下さい。











「あー!笑った笑った。」

「いや、だから笑いすぎだって。」

「なんかツボに嵌ったんだって。久しぶりにあんなに笑ったよ。」

「喜んでいただけて光栄です。ってか、もう次の授業始まったし。」

「あー、ホントだ。次ってなんだったっけ・・・?」





・・・・・・・・





「「・・・・あ、尾花沢の国語だ」」






「いーじゃん。サボろーぜ。」

「うん。俺今授業に行っても笑って授業どころじゃない。」

「次廊下で出会っても笑うなよ?」

「極力努力するー。」







俺たちは、提出ボックスに教材を入れた後授業が終わるまで資料室の中にいた。




「そーいえばさ。」

「ん?」

「生まれ変わりって言ったら、上原はヒヨコの生まれ変わりだよな。」

「えー!?何でだよ!どこが!」

「全部。見た目とかその他諸々。」

「似てないし!」

「いや、絶対今までに何回かヒヨコみたいって言われたことあるだろ。」

「ぅ・・・な、ないよ!」

「・・・あるんだな。」

「ないって!」

「よーし、今度からヒヨコ氏って呼ぼう。」

「呼ぶなー!」

この反応・・・どこかで・・・。

どこかで経験した事ある。身近で、毎日。

「あ、ヘタレだ。」

「んな!?俺と真田を一緒にするなよ!」

「一馬はナイーブヘタレ。上原はノリ的ヘタレ。」

「何それ!種類分け!?」

「俺が今決めました。あー。明日には上原のヘタレっぷりを広めておかないと。」

「広めなくて良いからー!!」








そんなこんなで、国語の授業は過ぎていく・・・。









 目次 
****あとがき***
上原君の口調が分かりません。
ていうか壊れすぎ。
そして会話多すぎ。

2006.6.19