キャンプ1日目。お昼。飯ごう炊さん。
メニューはカレー。
俺の班は・・・・凄い事になっていた。
「うわぁ〜〜っ、焦げる燃えるっ。」
「ちょっ、一馬こっち押さえてて!」
「火消した方が良い〜?」
「消すな!俺の汗と涙の結晶の火を!」
「桜庭お前そんな事言ってる場合じゃねぇだろ・・。諦めろ。」
「あぁ〜っ!マイファイヤー・・!!」
ジュウゥゥ・・・ッ
「材料、無事?」
「なんとか、な・・・。」
作り始めから全員脱力。脱落。
いや、
だけは例外か。
アイツが元凶だし。しかも悪気なくて気付いてないって所が尚更タチ悪い。
「火消しちゃったからつけなおさないとな〜。マッチ全部入れたらいい?あ、ガソリン入れた方が良いか?」
「「「
(
)、何も触るな・・・。」」」
「えー!だって火つけるの俺の仕事だろ!?」
「いや、さっき火つけたの俺だから。」
「桜庭が火付けたから、次俺の番。」
「
、一緒にサラダ作ろう?」
「英士と一緒はヤダ。」
「俺も一緒に作るから。とりあえず火は黒川と桜庭に任せておこうぜ?」
「う〜ん。一馬も一緒なら良いか。」
未だ渋る
をなんとか郭と真田が連れて行ってくれた。
今のうちに火、つけねぇと。
薪は全部焦げちまって使い物にならねぇから、取り替えて・・・。
あぁ、桜庭。薪取ってきてくれるついでに新聞紙ももらってきてくれねぇか。
サンキュ。
じゃあここに入れて、ってさっきやったから分かるよな。
「
と真田って同じ部屋だっけ。」
「あぁ、俺の隣。」
「じゃあ真田って
のストッパーって感じか?」
「かもな。」
「真田と一緒だったら
も大人し「
待て早まるな!それ間違ってるから・・!!」・・・くならないか。ならないんだな・・・!!」
「周りを混乱させて壊していくのがアイツの特技なんだろ。」
「俺ら、今日昼飯あるかなー・・・。」
「郭がサラダ作ってくれてるだろ。」
「なぁ、ポチ。」
「はい?」
「
って、相当不器用なん?」
「料理とか、作ることに関しては不器用・・・ですね。」
「やからって、カレーにチョコ入れるんは間違っとると思うで。」
「ハハハ・・・。そうですね。」
今日のメニュー。
やたら甘いカレー(何せチョコ入りだから)と、郭が作ったサラダ。
サラダが高級料理に見えるのは何故だろう。
今日の教訓。
を野放しにするべからず。
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****あとがき****
初キャラ視点。
いつにもまして内容意味不。
そして短い。
主人公のキャラってどんなんだったっけ・・・。
2006.7.9